【トレーニング理論】瞬間パワーを出すには素早さが必要|パワークリーンの導入

パフォーマンスにおいてパワーは重要な役割を担っています。

はじめにパワーについておさらいです。力学においてパワーは厳格な定義があります。

物体に力を加えて移動させること→仕事
一定の時間あたりでどれだけの仕事を行ったか→パワー

例として想像してください。

垂直跳びなどで、僕たちは地面に力を加えて自分の身体を垂直方向に移動させます。

その際に、より瞬間的な時間で地面に力を加える仕事を行うと、より高く跳べるということになります。

つまり跳べる人はパワーがあるということです。

このことを踏まえて今回はパワークリーンの導入の前に何を目的とするのか書いていこうと思います。

パワーという概念をパワークリーンとデッドリフトで比較して理解しましょう。

チェック

デッドリフト

シャフトを握り立ち上がり、地面から引き上げる運動

チェック

パワークリーン

爆発的な動作を経て、肩で受け止めるところまで引き上げる動作

パワークリーンはシャフトの移動距離がデッドリフトの2倍程度になります。また初心者はデッドリフトの50%から75%程度の重量を使いましょう。

これくらいの重量で、シャフトの移動速度はデッドリフトの6倍程度になると言われています。このことからパワークリーンで発揮されているパワーはデッドリフトの5倍〜7倍程度になるかもしれません。

トレーニングの目的が筋力であれ、パワーであれスポーツであったとしても変わらず重要なことがあります。

デッドリフトで120kg挙げられる人は。50kgの人よりも
パワークリーンで必ず大きな重量を挙げることができます。

パワーは筋力に依存するので力を出すのが遅いか速いかという以前に、力を出す能力がなければ始まらないということです。

しかし、筋力があっても「筋力のあるアスリート」になれるわけではありません。

120kg挙げられる2人で比較した時には、挙上速度が速い人の方が大きな加速度を生み出していることになります。これは短い時間でより大きな力を生み出していることであり、より大きなパワーを生み出しているということです。

つまり「筋力のある人」と「筋力のあるアスリート」を分ける違いは挙上速度が影響してきます。

パワークリーンはタイミングと複雑な動きを各関節で同調させることを身体に覚え込ませます。

デッドリフトよりも落とすかキャッチできるかと白黒はっきりしているのも特徴です。また運動単位の動員率が鍛えられ神経筋の効率も高まります。

効率よく運動単位を動員し爆発的に動くための意識づけも養われます。

そしてデッドリフトとの相乗効果も期待ができます。高重量のパワークリーンの時には姿勢を維持するために脊柱の剛性が求められます。デッドリフトでそれは鍛えることができます。

動き出しで姿勢が崩れてしまうとパワークリーンは絶対に失敗するか怪我をするかのどちらかです。

パワークリーンを伸ばしたい人や、初心者の方はまずデッドリフトを伸ばす方が早いかもしれません。

  • ねばり
  • 力伝達
  • 神経系の抑制解除
  • 運動単位の動員数
  • 姿勢を維持する筋力
  • タイミング
  • 動きの同調
  • 運動単位の動員率
  • 集中力
  • 爆発

高重量のデッドリフトが扱えるようになると、パワークリーンも軽く感じるようになります。そしてデッドリフトでは最も基本となる力を生み出す能力が鍛えられます。

多くのアスリートにとって、パワーを発揮して爆発的に動く能力は重要で、そのためにパワークリーンは良い選択肢になります。

いかがでしたでしょうか。パワークリーンは取り組みたいけどなかなかハードルが高い。そんな方も多いかと思います。確かにやり方が分からないと怪我につながってしまうので注意が必要です。まずはデッドリフトだけでも良いので伸ばしていくのも手だとは思います。

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